無垢杉フローリングのご提案|上貼り床でスピーディーリフォーム


古くなったフローリングの上に貼りしてリフォーム
キズやはがれのある古いフローリングの上に、無垢杉フローリング材を上貼り

既存の床を無垢杉フローリングに上貼りリフォーム:ビフォア&アフター写真1

一般的に多くのフローリングの床材は、無垢材ではなく基盤材の表面に薄い表面材を貼った合板タイプのものが使われています。そのため日常的に椅子のキャスターなどで、フローリング床の上をこすったりすることで、表面をキズつけたり、表面をはがしてしまったりすることが多くあります。

キャスターによってできたはがれ
キャスターによってできたはがれ

キャスターによってできたキズ
キャスターによってできたキズ

椅子の脚がこすれでできたキズ
椅子の脚がこすれでできたキズ

このキズついて古くなったフローリング床の上に直接、ブロックタイプの快適杉フロアー「やすら樹」を上貼りしてリフォームした施工例をご紹介します。


既存の床に無垢杉フローリング材を
上貼りしてリフォームする手順

床リフォームの手順として、まず最初にリフォームする部屋の床の広さを測ります。部屋のそれぞれ長辺と短辺の長さを、「やすら樹」の寸法の30.3cmで割り算し、長辺と短辺に必要な「やすら樹」の枚数を算出します。さらにその長辺と短辺に必要な枚数をかけ算して、床に必要な合計枚数を割り出します。

部屋の入り口やクローゼットなど床面が変形して張り出したり、柱で食い込んでいる場合もその寸法を測り、正確に必要な数を算出しておきます。部屋の広さから「やすら樹」の必要枚数が簡単にわかるよう、「カンタン見積りシート」ページを参照していただくと便利です。
→「カンタン見積りシート」はこちら

「やすら樹」はブロックタイプですので、杉材の木目の配置を交互に向きを変えたりずらしたりして、木目のパターンを自由にレイアウトすることができます。また塗装したブロックを配置することで、より多彩なデザインで配置することもできます。簡単なメモ程度でもよいので並べ方のイメージを書き留めておくと、施工の時にブロックの配置を迷わず作業がはかどります。

「やすら樹」はブロックタイプのため、様々なパターンでの配置が可能です

なお、「やすら樹」を塗装して施工する場合、施工前に塗装しておき、塗料が完全に乾燥してから施工していただくようお薦めしています。特に自然塗料の場合は乾きが遅いので、施工前に塗装しておくことを強くお薦めします。

→「塗装とメンテナンス」についてのページはこちら

【STEP1】部屋の隅から壁に沿って「やすら樹」を並べていきます
家具などを全て移動しておき、部屋の一角を基点にして短辺、長辺それぞれ壁にそって「やすら樹」を配置していきます。最初は軽く置いておく感じで並べておきます。

壁際を並べ終わったらブロックの並べ方を確認しながら、サネ材を左右前後に挟み込みながら「やすら樹」を並べていきます。このとき左右前後のラインがズレないように、一枚一枚慎重につないで配置していきます。

サネ材がはめ込みにくい場合は、サネ材の巾を少し削ってはめ込でいきます。またサネ材の長さを少し短く切断して、「やすら樹」はめ込んでもつなぎ合わせの強度は問題ありません。

ブロックをつなぐサネ材
ブロックをつなぐサネ材

溝にサネ材を挟み込んでいきます
溝にサネ材を挟み込んでいきます

サネ材でつなぎながら並べます
サネ材でつなぎながら並べます

【STEP2】壁ぎわの足りないブロック分の巾を計ります
部屋のもう一方の長辺と短辺まで配置できたら、壁際の不足しているブロック分の巾を正確に計ります。計測した寸法の巾にはめ込むよう、必要な枚数の「やすら樹」を電動ノコやジグソーなどで切断します。「やすら樹」は三層構造ですが、三層とも無垢の杉材ですので容易に切断することができます。

不足分の巾を正確に計ります
の不足分の巾を正確に計ります

計測した巾分に切断します
計測した巾分に切断します

切断した巾分をはめ込みます
切断した巾分をはめ込みます

【STEP3】無垢杉フローリング材を入り口やクローゼットの間口まで敷きつめます
クローゼットなどのドアを外しておき、部屋の変形した部分にも「やすら樹」を敷きつめていきます。柱の角やドアストッパー取り付け穴などは、その都度、計測して「やすら樹」を角きり切断し、穴あけなどの加工をしてはめ込みます。

部屋の入り口やクローゼットの間口まで「やすら樹」を配置します

扉ははずしておきます
扉ははずしておきます

角は切り込みしてめ込みます
角は切り込みしてめ込みます

間口まで敷き詰めます
間口まで敷き詰めます

【STEP4】入り口の端に巾木をあてて段差をなくします
杉の無垢材の方向を交互に重ねた三層構造の「やすら樹」は、歪みや反り・割れといった無垢材の弱点を解消した床材ですが、5mmの無垢材を三層に重ねているため15mmの厚さがあります。

部屋の入り口など「やすら樹」を設置した床の端部分では15mmの段差が生じます。特に部屋の入り口など人が通る個所の段差は、ほんの少しでもつまづきの原因になりますので、必ず傾斜のついた巾木を取り付けることで段差をなくしておきます。

部屋の入り口など床材の端は15mmの段差があります

壁際や柱などの角を計測します
壁際や柱などの角を計測します

切断して必要な巾分を埋めます
切断して必要な巾分を埋めます

巾木で段差を解消します
巾木で段差を解消します

【STEP5】家具をもとにの場所に戻してリフォーム完成
今回紹介した床リフォームの例は、既存のフローリング材の上に直接「やすら樹」を設置する例でした。このように既存のフローリングを撤去せず、釘打ちや接着剤などで固定せず「やすら樹」を置くだけの場合、前準備さえしっかりしていれば6〜12畳の広さでは、一人で作業しても約半日程度の時間で完了させることも可能です。

また、このリフォーム例のように、単に「やすら樹」を既存の床の上に設置してある場合には、大きなキズができてしまった時は、キズのついたブロックだけ取り替えるだけで、容易に修復が可能です。

無垢集成材ブロック床材「やすら樹」は、一枚一枚の歪みや反り・割れに強い三層の構造と、前後左右をサネ材でしっかり固定されていますので、既存の床がしっかりしていれば、人の重みで軋んだり歪んだりすることはまずありません。

フローリング床を快適杉フロアーにリフォーム:ビフォア&アフター写真2

自然塗料で塗装されたカラータイルのアクセントと無垢杉の香りがする“快適杉フロアー”の完成です

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◎無垢杉フローリング材「やすら樹」による床リフォームの仕様
1.部屋の床面広さ:6.4畳(10.6㎡=3.2坪)
2.使用した「やすら樹」の合計枚数:116枚
 ・クリア塗装した枚数:100枚
 ・自然素材塗装した枚数:16枚(グリーン:3枚、ブルー:4枚、レッド:3枚、ブラウン:3枚、ホワイト:3枚)
3.自然素材塗装カラーの製品名:(株)シオン U-OIL(自然塗料)
4.施工に要した時間:約3時間(施工人員2名)