無垢杉フローリング施工例|戸山家具製作所 様


国産針葉樹を使用したオリジナル家具をメインに
「安らぎの極上空間」を提案するショールーム

7月初旬、自由が丘駅からほど近い戸山家具製作所さんが新しくリニューアルオープンされたインテリアサロンにお邪魔しました。当日は猛暑日の13時と言う時間帯で、駅から徒歩で伺いましたが、インテリアサロンに一歩足を踏み入れた瞬間、そこは普通の家具のショールームとは違う雰囲気に溢れた空間だと感じました。

戸山家具製作所インテリアサロン1

戸山家具製作所さんは1948年創業の家具製造会社の老舗で、アーリーアメリカンスタイルの家具に日本の伝統技法である江戸指物・木組み構造を組み合わせた自社ブランド「横浜クラッシク家具」を長年製造販売されています。

従来、同社の家具にはオークなどの広葉樹を使っていますが、今回リニューアルオープンしたこのサロンには国産針葉樹のカラマツで作った多種類の家具がレイアウトされており、フロアーには無垢スギのブロック床材「やすら樹」が用いられています。

家具デザイナー小田原健氏と戸山代表取締役
戸山家具製作所 代表取締役 戸山三四子様(右)
家具デザイナーの小田原健氏(左)

広葉樹と針葉樹(国産唐松)の家具が無垢スギの床材の上に配置されていますが、全く違和感がなく、むしろ安心感と心地やすさ感じることのできる空間スペースとなっています。このインテリアサロンをリニューアルオープンした経緯を、同社代表取締役の戸山三四子様にお話をお聞きしました。

―今回のリニューアルオープンの理由は何ですか?
―戸山代表:当社の家具は全国展開のデパートでの展示販売とこのショールームをメインに、クラッシクスタイルの家具を展示する手法を長年行ってきました。今後は単なる展示に留まらず、家具と特にリノベーションを意識して、生活空間全体のプロデュースや提案をして行こうと考えています。勿論、新築の場合でも同じです。

―具体的にはどのような事でしょうか?
―戸山代表:このサロンのコンセプトですが、一つは「気軽に立ち寄れる町の家具屋」で、お客様とコミュニケーションが取れるサロンを提供すること。そして、家具をトータルで揃えた場合の見栄えや雰囲気の変化や、ワンポイントとして部屋に取り入れた場合の見せ方や、調和の取り方がイメージできるディスプレイを実際に体験していただくこと。三つ目が、家具製造会社としてのメーカー直販の強化です。

簡単に言えば、これまでの家具を展示するだけのショールームではなく、お客様へ質の高い住空間の提案を行う場所にしていきたいと思っています。

戸山家具製作所インテリアサロン2

―今回、なぜ国産針葉樹の唐松を使用した家具をお造りになったのですか?
―戸山代表:直接的な理由としては、家具デザイナーである小田原健先生のお話をお聞きしたことです。先生は日本の森林問題や環境保護問題に長年取り組まれており、いろいろなプロジェクトを手掛けられています。そして先生のお話や、考え方にとても共鳴できる点が沢山あったことです。

当社は創業以来、70年近く「横浜クラッシク」と言う独自ブランドの家具を作ってきましたが、材料はオークなどの広葉樹を使ってきました。でも先生のお話や国産針葉樹で作った家具類を実際に拝見して、認識が変わった事などもあります。

戸山家具製作所インテリアサロン3

―実際に唐松の家具を作ったご感想をお聞かせください。
―戸山代表:広葉樹と違って、針葉樹は柔らかく傷が付き易いので、家具業界において、針葉樹は敬遠されてきました。でも実際に作って、こうしてレイアウトしてみるととても素敵な家具であることがわかりました。唐松の木肌、木目、匂い、質感など広葉樹とは異なる魅力があります。

まだお客様にはリニューアルオープンの正式なご案内を出していませんが、来訪された方々の反応も、大変良く、好意的なご意見も沢山いただいており、確かな手応えを感じています。

戸山家具製作所インテリアサロン4

―床にスギのフロアー材を使っておられますが、お客様の反応はどうですか?
――戸山代表:以前のショールームはカーペット敷きでした。今回のリニューアルに際して、小田原先生からこの床材を紹介いただき、木更津のショールームや施工例を見学して採用させていただきました。

ご覧のように無垢の床材はとてもサロン全体の調和に役立っています。お客様にはスリッパを履かず、素足で入室することをお勧めしていますが、「気持ちがいいですね」とか「冷たくなくやさしい感じ」などの感想をいただいており、評判は良いと感じています。


戸山家具製作所ショールーム

有限会社 戸山家具製作所
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TEL.046-232-3641
戸山家具製作所HP:http://toyamakagu.jp/