無垢杉フローリング材の仕様と施工方法

◎集成材メーカーとして培った、先進の加工技術を投入

地域資源マークサンブスギの間伐材を利用したブロックタイプのフローリング材「やすら樹」は、ティ・エス・シーの集成材メーカーとして培った先進の加工技術により開発されました。短時間で容易な施工を実現した曲がりや反りに強いフローリング材「やすら樹」は、実用新案として登録(第3191176号)されている製品です。

また「やすら樹」は、中小企業地域資源活用促進法に基づき認定を受けた事業計画によって開発された製品です。

中・下層に根木材などを使用することで低価格化を実現
サンブスギの優良部位を上層に用い、中層、下層には根木材や曲がり材などを利用することで、よりお求めやすい価格を追求しました。

木目の方向性を変えて3層に貼り合わせた構造に
曲がり、反りなど、杉の無垢材がもつ特性をティ・エス・シーが長年培ってきた加工技術とノウハウでクリア。木目の方向性を違えた3層構造化することで、曲がりや反りの少ない杉の床材が実現しました。
なお「やすら樹」は、スペースや用途に応じて「正角」と「長尺」の2つのタイプをご用意しています。

◎無垢集成杉フローリング材「やすら樹」〜正角タイプ
正四角形の形状のため、並べ方次第で柔軟性のあるデザインが可能です。

やすら樹正角施工イメージ

表面(3層の上部)は、「節なしタイプ」と「節ありタイプ」の二つのタイプをご用意しています。
上の施工例の写真では「節ありタイプ」を使用しています。下のブロック単体の写真が「節なしタイプ」です。

やすら樹角タイプ

やすら樹のブロックサイズブロックサイズ:幅303×長さ303×厚さ15㎜
正角タイプは四辺が雌ザネになっています。三層構造の中間の溝にサネ材を入れて、簡単に接合できるよう雇いザネ加工してあります。

 サネ材による接続構造

◎「やすら樹」正角タイプの施工方法
ネ材を四辺で独立して使えるので、床材をずらして貼るなど自由なアレンジが可能です。木目の向きを揃えて並べたり、違えて並べたりなど、自由なデザインを可能にします。

正角タイプの施工方法A:四隅を合わせて設置
正角タイプの並べ方A並べ方A

正角タイプの施工方法B:互い違いにずらして設置
正角タイプの並べ方B並べ方B

◎無垢集成杉フローリング材「やすら樹」〜長尺タイプ
長板なので接着面積が増えることで接合力も大きく、強度のある施工が可能です。

やすら樹長尺施工イメージ

長尺タイプ_サイズ表示.jpg
サイズ:幅150×長さ1820×厚さ15㎜

長尺タイプは、雄ザネ、雌ザネが加工済みなので別途サネ材をご用意いただく必要がないため、効率的でスピーディな施工が可能です。

長尺タイプのサネ材の構造