既存のフローリングの上に、無垢杉フローリング材を置くだけで簡単にリフォーム
既存のフローリング材の上に、無垢スギのフローリング材「やすら樹」を置いていくだけで、簡単に床リフォームを行った施工例を紹介します。
今回リフォームを行った建物は、天井や壁に断熱材を採用するなど、省エネや熱効率の高い設計で建築されていましたが、既存の床は広葉樹のフローリング材で施工されており、肌触りが冷たく感じるとの事でした。
そこで、調湿機能や暖かみのある無垢材の床にしてみたいとのご要望から、無垢スギのフローリング材「やすら樹」に上貼りする床リフォームをご提案しました。
また、今回のリフォームでは「やすら樹」をサネ材で接合せず、単に既存のフローリング材の上に敷き詰めていくだけの“置き床”方式で行いました。この方法であれば、誰でも簡単にスピーディーに床リフォームを行うことができます。
30cm角ブロックタイプの「やすら樹」を
“置き床”式施工でリフォーム
“置き床”式床リフォームは、次の手順で行います。
1.部屋の床面を計測する(入り口やクローゼットの凹みも正確に計測する)
2.計測した寸法とブロックの配置イメージなどをメモしておく
3.部屋の計測寸法から、必要な床材の枚数を算出する
4.床の角から順に、板目や色を考慮しながら「やすら樹」を敷き詰める
5.端の足りない部分は、その巾を計測して切断しはめ込む
まず最初にリフォームする部屋の床の広さを測ります。
部屋の入り口やクローゼットなど床面が変形して張り出したり、柱で食い込んでいる場合もその寸法を測ってメモしておきます。
部屋の長辺と短辺の長さを、「やすら樹」の寸法の30.3cmで割り算し、長辺と短辺に必要 な「やすら樹」の枚数を算出します。
さらに、その長辺と短辺に必要な枚数をかけ算して、必要な合計枚数を割り出します。
→「やすら樹」の必要枚数がわかる「カンタン見積りシート」はこちら
今回のリフォームした部屋を計測したところ、約6畳分の広さ(2.56×3.97m)
があり、この部屋の寸法を「やすら樹」サイズで割って必要枚数を計算したところ、縦列14枚×横列9枚で合計126枚必要でした。
◎部屋の隅から壁に沿って「やすら樹」を並べていきます
今回の置き床方式では、「やすら樹」同士を接続するサネ材は使用せず、単に「やすら樹」を置いて敷き詰めていくだけの方法です。
まず部屋の一方の隅から縦ライン、横ラインがずれないよう気をつけながら「やすら樹」を並べて行きます。
部屋のもう一方の壁際まで、「やすら樹」敷き詰めます。
壁際まできたら、「やすら樹」を足りない巾に切断してはめ込みます。
部屋の入り口には“靴ずり”と呼ばれる巾木をはめ込んで、「やすら樹」の厚み(15ミリ)の段差を解消しておきます。
この巾木はホームセンターで販売していますので、部屋の間口のサイズに切断して取り付けます。
敷き詰めた後で、板目や色がそぐわない時や汚れで、その部分の「やすら樹」を取り替えたい場合は、サネ材で固定していませんので簡単に引きはがして交換できます。
◎一人で施工して約1時間半程度で完成
今回ご紹介した“置き床”式のリフォーム例では、施工に要した時間は一人で約1時間半程度で完成させることができました。
ぜひ、この無垢スギのブロックタイプ・フローリング材「やすら樹」を使った簡単“置き床”式リフォームにチャレンジして、スギの香りと柔らかな肌触りのするステキなスギ床を体感してみてください。
◎無垢杉フローリング材「やすら樹」による床リフォームの仕様
1.部屋の床面広さ:約6畳(約10.2㎡=3.1坪)
2.使用した「やすら樹」の合計枚数:126枚
3.施工に要した時間:約1.5時間(施工人員1名)